考える力を君に! | 考える力をつける塾-凜明館

原発はなぜ危ないか

time 2011/03/16

原発はなぜ危ないか

 「またかっ!!」昨日の地震も東北を震源とする地震かと思ったが
実は静岡を震源とする地震だった。
さすがに浜岡原発が止まっただろうと思ったが止まっていなかった。

報道機関では「冷静な判断を!」と呼びかけていたが、私もこのブログにこのようなことを書くことにためらいがある。
「不安をあおっているだけでは?」
「パニックを誘発しかねない」
なんて言われる可能性があるからだ。
でも私は至って冷静に判断しているつもりである。
今回の福島原発の問題が発生する以前から原発の危険性について
生徒達に伝えてきた。

大地震はいつ来るかわからない。明日来るかもしれない。
・・・こんなことを書くと
「また、不安をあおって・・・」
と言われそうだが、今回の大地震を言い当てた専門家が居るのでしょうか?
専門家が今回の静岡の地震と東海大地震の関連性は無いと言っているが
・・・信じていいのであろうか?
ここであえて原発についての危険性についてブログに出そうと書き溜めていた
内容を掲載することとしました。

*******************************************************

日本は間違いなく世界でトップの地震大国である。
その中でも静岡県と言うといつ巨大地震が起きてもおかしくないところである。
こともあろうかそこに原子力発電所が立っている。
どんな巨大地震が来ても壊れないような耐震設計をされているんだろうと
普通は思うのだが、どうもそうでもなさそうである。

わたしは原子力発電の専門家ではないが、もともとは機械設計屋だったので、
ものの設計の仕方やものの破壊のメカニズムについてはある程度の
推測はつく。
はっきり言って私のエンジニアとしての経験、カンからすると決して
浜岡原発は安全とは思えない。
結構アブナイやつなのである。

簡単に言うと原子力と言うのはとてつもないエネルギーを持っている。
そのエネルギーを使ってお湯を沸かし、発電機を回すのが原子力発電所
である。
でもこの原子力、コントロールが難しいのである。

たとえば車のエンジンを考えてもらいたい。普通の車であればアクセルを
普通に踏んでいればスムーズに加速したり、スピードが出たなと思えば
ブレーキを踏んで止まる事もできる。

でももし普通の車にパワーが10倍もあるエンジンを載せたとしよう。
アクセルとちょっと踏み間違ったら、暴走し、歩行者に突っ込んでしまうこと
になる。
ブレーキを踏んだってすぐには止まらない。コントロールが難しくなるのである。

原子力もこれと同じでコントロールが非常に難しい。
巨大地震が起きたら微妙なコントロールはできなくなり、エネルギーの塊
つまり熱で周りのものを何でも溶かしてしまい、ついには地面を溶かして
落ちていく。
これがメルト(溶ける)ダウン(落ちる)である。

地下水の有る層と接触すると大爆発を起こす。
こうなると人の命を奪い、遺伝子を破壊する放射能を帯びた灰が空を舞う
のである。
この灰は静岡に降るだけではなく、1日もすると私たちが住んでいる
厚木の町の上にも降り注いでくる。静岡で巨大地震が起きると厚木でも
車は容易には動けないので逃げようが無いのである。

食料を調達に外にも出ることができない。
もし灰が降り止んだとしても灰が降った土地で作った農作物を
食べたいとは思わない。
日本は廃墟になってしまう。

でもそんな巨大地震はそう簡単に発生しないと思われるかもしれないが、
30年以内に87%の確率で発生するのである。
この87%を高いと考えるか低いと考えるかは人によって違うだろうが、
あくまでもこれは確率の問題であって、もしかしたら明日巨大地震が来る
かもしれないのでる。

巨大地震さえ来なければ大丈夫だと思っているかもしれないが、
実はこれまで発電所が想定していたよりもかなり小さな地震で操業
できなくなり何度も止まっているのである。

人の命を奪う、生活を根底からひっくり返してしまうものが
こんなに身近にあるとは今まで知らなかった。

「小室は大げさだ」
「国がそんなもの放っておくわけがない」
と言われるかもしれないが・・・、国が危ないものだと言う認識を持つ前に
作ってしまった。
作ったものは資金を回収するまで止められないのである。
地震が来ないかもしれないのでそれに賭けているだけなのである。

私は生徒がかわいい。
だからこんなことで私がかわいがってきた生徒が命の危険にさらされたり、
彼らの子供が奇形で生まれてくる可能性が少しでもあるのであれば何とか
したいのである。
だから塾の生徒にも2度ほど話をした。

地震はどんなに注意していても防ぎようが無い。
でも原発事故は明らかに人災であり、みんなが知恵を出し合えば防ぐ
ことができるのである。
もし興味があればDaysJapanの2011年1月号を。
もっと詳しく知りたければ
「原子炉時限爆弾」「原発崩壊」
を読んでいただきたい。

down

コメントする