2018/02/28

いま、高濱正伸さんの『わが子を「メシが食える大人」に育てる』を読んでいます。
高濱さんと言えば知っている人もいると思いますが、あの入塾待ちが何千人いると言われている小学生向けの「はなまる学習会」を作った先生です。
学校の先生も勉強しに行っていると言うくらいですからその教え方には定評があります。
わたしも「メシが食える大人」に育てることを目標としている一人ですから、いろいろなところを参考にさせていただこうと思ってい読み始めました。
何回かにわたってブログで紹介していきます。
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「食えない予兆」
食えない大人に育つ子の予兆のひとつは
「算数の文章題をやったときに少し考えてから『これ足し算でやるの?それとも掛け算でやるの?』と聞いてくる」
と言うのです。
いるいる、うちの塾にも。
私はそういう時、すぐに教えないことにしている。
もちろん最初はとき方を教えます。
うちの塾では文章題のとき方の5つのステップとして
①イメージする
②x(またはy)を決める
③日本語で式を立てる
④数式を立てる
⑤解く
に沿ってとき方を教えます。
途中であきらめる子に限って
「とき方の5つのステップに従ってやった?」
と聞くと、まったくやっていない。
「自分でやってみてから、『ここまでやったけどわからないから教えてください』と言わないと教えてあげない!」
と言うとしぶしぶやり始める。
そのうち、とき方を教えていないのに
「あっ、できた!」
と声が上がる。
「ほら、ちゃんとやったらできるじゃん!」
こうやってやっているうちに
「自分でも文章題が解けるんだ!」
と言う自信につながって来て、だんだん自分で解こうとするようになるし、解けるようになる。
家庭では子供が質問をしてくると、勉強ができる親に限ってついつい教えてしまう。
こどもに
「な~んだ、お父さん、お母さんだってわからないんだ」
と思われるのが怖くて一生懸命教えてしまうんですね。
でもそこは忍耐です。
どこまで教えて、どこまで自分で考えさせるかは難しいですが・・・
子供一人ひとりの癖、能力に応じてやらなきゃならないですからね。
一緒に悩みましょう。