2018/02/28
今日は夜中に目が覚めた。
夢の中で原発のことを考えていたらすっかり目が覚めてしまったのである。
なぜ私がここまで原発嫌いか…そこを今日は書いてみたい。
前回のブログで私が原発がアブナイと思う理由は「カン」だと書いた。
たぶんブログを読んでくれた人の中には
「何だ、カンか!そんなもので反対しちゃいけないんじゃない?」
と思う人もきっと居たと思う。
これが他の人のブログだったら私もきっとそう思うだろう。
だから今日は皆さんに「カン」を働かせていただき原発問題を考えてもらいたい。
私も前はエンジニアで年間100回ほど飛行機に乗っていた。
たまに
「今日は無事に着けるかなぁ。もしかしたら今日が人生で最後の日かも…」
なんて思いながら乗ることもある。
でもなぜそんな人生を掛けてまで飛行機に乗るのか
・・それはかなり安全だから。
皆さんは飛行機の事故の発生確率はどのくらいだと思いますか?
ある統計によると
「毎日乗っていても、事故に遭うのは438年に1回」
と言うことらしい。
計算してみると約16万分の1である。
まあ、このくらいだったらたぶん私に当たる確率は低いだろうと思っちゃいますよね。
じゃ、自動車での死亡確率は?
約3000分の1である。
もし、これが飛行機の確率だったらほとんどの人は飛行機に乗らないし、もしそんな高い確率なんだったら国や国民から叩かれてその会社は生きられなくなるのは当然ですよね。
つまり、多くの人を危険にさらすものはより安全でなきゃならないのです。
1度事故を起こしたら悲しい思いをする人が多いからです。
じゃ、飛行機事故よりも何十倍、何百倍の被害を出す原発はどのくらいの安全であるべきか。
どう少なく見積もっても100万分の1ですよね。
じゃ、日本に100万台の原発があったら事故を起こすのは1台で収まるでしょうか?
私にはとうていそうは思えない。これがわたしの「カン」である。
今まで原発は事故や大惨事寸前の事故をさんざん起こしてきた。
チェルノブイリ、スリーマイル島、東海村、柏崎、そして福島。
これまでたった1000個もない原発の中でです。
そしてその言い訳として言われるのが
「たんなる作業ミス」
「古い原発だったから」
「想定外の地震」
「想定外の津波」
100万分の1くらいの事故を起こさないようにするためにはあらゆるミス、10倍、100倍の地震、津波を想定しておかなければそれは「想定外」と言っちゃいけないんです。
それは「想定外」ではなく「安全に対する認識不足」と言う誰にもわかる初歩的なミスなのです。
テレビを見ていて「専門家ともあろう人がよくも恥ずかしくもなく想定外っていえるなぁ」って思っちゃいます。
これで、私の「カン」がどんなものか一端を理解していただけたでしょうか。
わたしの「カン」は間違っていますか?