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わが子を「メシが食える大人」に育てる・・・その4

time 2013/02/04

わが子を「メシが食える大人」に育てる・・・その4

今日は「自分で考える力」について考えてみたいと思う。

高濱先生は「考えようとする意欲」が大事としているが、それを身に付けるのが大変なんですよね。
これに対する特効薬は「考えることが楽しくなる」ようになることだ。
これが簡単にできりゃ苦労しないと言われそうだが・・・

高濱先生も言っていることで私も取り入れていることについて紹介。
数学は「手を動かすこと」
理科は「『なぜ?』と聞くこと」
社会は「つなぐ意識」

まずは数学の「手を動かすこと
先日も紹介したが、塾では文章題を解く練習で5つのステップで解くことを説明した。
この最初のステップ
イメージする
が大事なんだけど、これをできるようになるためにはとにかく「手を動かすこと」が大事。
文章題を解けない子に限って手が止まっている。
頭の中でぐるぐる文章が回っているんですね。
まったく手がつかない子に対してはまずはどんな絵を書いたらいいかを教える。
何回かそれを繰り返し教えたら、そろそろ書けるようになっているはずなんだけど、それでも手が動かない。
だんだんイライラしてきて教えたくなるけど、そこはガマンガマン。
一言ヒントだけを出して、さらに5分間考えさせる。
これを続けていくとだんだんできるようになってくる。
中1ではけっこう文章題に時間を掛けるようにしている。
学校の授業の進み具合からは遅れちゃうけど、ここであせって身につかないまま過ぎちゃうとあとが大変。
忍耐、忍耐・・・これが教育です。

次に理科の「『なぜ?』と聞くこと
これは理科だけではなく、私は全教科に渡って聞くようにしている。
教えりゃ1分ですむことでも3分間を掛けて考えさせる。
フィンランド・メソッドを紹介していたテレビ番組でもこの『なぜ?』と聞くことは取り上げられていた。
小5~中1では十分に考えさせる時間が取れるんで多少は身に付けさせることができるんだが、中2、3くらいになってから入塾した生徒はなかなか身につかないですね。
家庭でも取り組んでみてください。

社会の「つなぐ意識
私が中学校時代に歴史を好きになったのは教科書を通して何度も読んだから。
これについてはこのページでも紹介したので読んでみて下さい。
それと、この「つなぐ意識」を身に付けるために効果的なのは前回も紹介した「シンプルマッピング」。
個別授業では取り入れて行くので興味がある人はお問い合わせください。

この「自分で考える力」で触れられていた中で私が興味を持った指導方法は「パズル」だ。
本ではちょっとしか触れられていなかったが、前から導入したかったんです。
これを機に授業に導入しようかな。

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