2018/02/28
さあパソコンで見ている皆さん、下の画像をクリックして広げたら1から30まで順番に探してみてください。
何秒で探せますか?
普通は1分~1分30秒くらいですかね。「50秒台!」という人は結構早い。
「1,2,3・・・・4が無いなあ~。5はあったんだけどな~。
あっ、4がここにあった。
え~っとさっき5があったから、5は飛ばして次は6・・・」
というのじゃダメですよ。
前に5を見たとしても飛ばさずに順番に必ず目で確認していってください。
これって何のためにやっているかというと速読のトレーニング。
結構テレビなんかで
「本を速く読める」
「頭の回転が速くなる」
「女の子でもバッティングセンターで150km/hのボールを打てるようになる」
「サッカーの視野が広くなる」
なんて言う事で紹介されたりしている。
「速読なんてうそ臭い」「単なる読み飛ばし」
と思っていた私が速読に興味を持ったのはソニーで部の戦略会議に出ているとき。
毎週会議でマネージャーが10数人集まり部長に報告をしていくのだが、部長はその報告をプロジェクターで映しながらその場で読んで判断していく。
私もほかの人の報告を読むのだが、私がまだ半分も読み終わらないうちに部長は
「この件はだね~」
と始める。
最初は、
「前から知っていた内容なのですぐに話し始められたんだろう」
と思っていた。
でも私が初めて報告する内容についてもあっという間に読んで理解してしまう。
「なんだ、こりゃ!?」
になってしまうわけ。
「あ~、部長って速読できるんだ」で納得。
この件で、速読に興味がわいて、いろいろ本を読み、パソコンでのトレーニングソフトを買ってやったがなかなか成果が上がらない。
なかなかいいソフトが無いのである。
そこで自分で納得のいくトレーニングソフトを作り始めたらなかなか面白い。
でもそんな複雑なものではなく非常に単純。
単純だからあきない。速読の能力も上げたいけど、サッカーでの視野が広がればと思って機能を絞ってやっている。
速読ができるようになったかどうかは別として、視野が広がるのが実感できる。
最初のうちは目で探しにいくのだが、このソフトでトレーニングを積んでいくと探しにいくというよりも、自然と数字が目に飛び込んでくる。
この感覚、なかなか不思議な感覚だ。
なるほどこうやって速読ってできるようになっていくんだ~って言う感覚がわかり始めた。
塾仲間の先生は専門の講師を呼んでやっているが、私は自分で経験をしていないことは生徒に伝わらないと思っているので、自分でできてから生徒に教えようと思ってやっていた。
そろそろ教えられるかな~っていう感じになってきたところ。
いや~、でもこの速読って1分間に3000字・・・なんていうレベルを身に着けるのは簡単じゃないけど、身につけたら一生の武器になる。ホントそう思う。
本を読むのが速くなるし、頭の回転が速くなるし、スポーツもレベルアップする。
もっと早くやっておくんだった・・・
3000字レベルになるためには目で追う技術がアップしただけではダメ。
言葉を理解する能力、一般知識などなどいろんな要素ができ始めてやっとで達成できる。
だから
「中学生ならだれでも3000字を読めるようになります」
なんていうのは「うそ!」。
でも将来これらの理解するための能力が上がって行ったときに足を引っ張るのがこの
「広い視野で高速に追う能力」と
「読むときに音読してしまうクセ」
これらを今から直したら将来理解が早くなると思う。
でも3000字と言わずに1000字くらいになっただけでもたぶんサッカーでも野球でもテニスでも変化が起こり始めるだろうな。
いま、中学1,2年の授業の合間に時々速読トレーニングを入れてやり始めています。
ちなみに先ほどの番号を追うテスト、私は今30秒台に突入したところ。
目標は20秒台!!20秒台になったらどんな世界が待っているんだろう?
わくわくしながらトレーニングしてます。