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わが子を「メシが食える大人」に育てる・・・その5

time 2013/02/12

わが子を「メシが食える大人」に育てる・・・その5

「ボク、教育でも野望を持っているんです」
と東大生のM君が言った。彼は
「金持ちの子どもしか、良い教育を受けられないような、いまの世の中はおかしい」
というのです。
そして、”野望”はすでに動き出していました。
彼は、全国の恵まれない立場にいながら、やる気のある大学受験生を相手にテレビ電話システムの「スカイプ」を使って、無料の学習指導をしていたのです。

「おおっ、ここにも仲間がいた!」
私は「わが子を『メシが食える大人』に育てる」を読んでいて声を上げた。
HPのトップページにも書いているように同じことを塾の方針にしてやっている。

違うのは生徒の対象が違うことと彼は無償、私はお金をいただいていること。
まあ、これは仕方が無い。

あと1つ違うのは彼は「やる気のある生徒」を教えているが、私は
やる気の無い生徒にも『勉強って楽しいんだよ!』
ってことをわかってほしくて、やっているということ。
でも気持ちは同じ。

勉強が楽しくなるようにするためには
やらされ感
を子どもが持つようでは絶対ダメ!

勉強を強制したって子どもは「継続的」に勉強ができるようにならない。
強制しなくても勉強が少しでも好きになって、自分から
やってみようかな
と思ってくれる子が増えて欲しくって塾の先生をやっている。

でもこれは難しいし、時間がかかる。
1年くらいじゃなかなかそこまではいかない。
でも、難しいことだからこそやりがいがある!

先日、生徒が
「先生!今、ボク単語帳を作っているんですよ!」
英語を大の苦手とするH君が言った。
彼が自分から進んで単語帳を作ってやっている…それだけで、じ~んときた。

いままでまったくできなかったのが少しずつできるようになってきて、
「ちょっとはやってみようかな」
と思ってくれたんだろう。
うれしかったぁ。

高濱先生が4番目にあげている
③想い浮かべる力
には東大のM君のように「恵まれない家庭でもんもんとしている大学受験生の姿」を想い浮かべる力が大切と書いている。
こういう「想い浮かべる力」を付けるためには「異なる年齢の子どもと一緒に居させる」ということが大事ということをあげている。

私も本当にそう思う。
だからこそ私は小学校の低学年では
塾なんかに入れないで、遊ばせなさい
と言っている。
塾の先生の言うことばじゃないですよね。はははは・・・

いろんな経験、想いをしてこそ、子どもは成長する。
そのためには学年が違ういろんな子どもと遊んだり、
ちょっと上のお兄ちゃんについていって冒険をしてみたり、
先生以外の大人から怒られてみたりすることも大事。

泣いたことが無きゃ、もちろん
「彼は声をころして泣いた」
なんていう表現がわかるはずがない。

けんかをしたことがなきゃ、けんかをした後に
「ゴメン」
を言うまでのあのドキドキ感もわからないし、
「ボクもゴメンね…」
と言ってくれたときのあのうれしさもわからない。

恋をしたことがなきゃ、
“モンモンとした、何かが胸につかえた”
あの気持ちは、恋愛小説を読んでも伝わらない。

つらい思いをしなきゃ、どん底に居る人の気持ちがわからない。
つらい思いをしてこそ本当の優しい人になれるんだと思うな。

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